ruby-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7

エラータID: AXSA:2018-2583:01

リリース日: 
2018/03/01 Thursday - 18:55
題名: 
ruby-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7
影響のあるチャネル: 
Asianux Server 7 for x86_64
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- Ruby には,バッファオーバーランにつながる巨大なマイナス値を持つ
精度指定子(*) を含む不正なフォーマットの文字列によって,ヒープメモリ破壊
あるいはヒープメモリからの情報漏洩を引き起こす脆弱性があります。
(CVE-2017-0898)

- RubyGems には,悪意のある巧妙に細工されたターミナルのエスケープ
文字を含む gem spec で,gem spec を表示するとターミナルのエス
ケープシーケンスが実行される脆弱性があります。(CVE-2017-0899)

- RubyGems には悪意のある巧妙に細工された gem spec で,`query` コマン
ドを発行した RubyGems クライアントに対してサービス拒否攻撃を引き起
こす脆弱性があります。(CVE-2017-0900)

- RubyGems には spec の名前の検証に失敗し,不正に巧妙に細工された gem
をファイルシステム上のファイルに上書きする脆弱性があります。
(CVE-2017-0901)

- RubyGems には,中間者攻撃 (MITM) を行う攻撃者が,RubyGems のクライア
ントに攻撃者がコントロールしているサーバから gem をダウンロードし,gem
をインストールする DNS ハイジャック脆弱性があります。(CVE-2017-0902)

- RubyGems には,gem の spec の YAML デシリアライズがクラスの
ホワイトリストを回避し,とりわけ巧妙に細工されたシリアライズされた
オブジェクトでリモートのコードを実行する可能性のある脆弱性があります。
(CVE-2017-0903)

- Ruby の WEBrick ライブラリのベーシック認証のコードには,巧妙に細工
されたユーザー名によって, リモートの攻撃者がターミナルエミュレータの
エスケープシーケンスをログに挿入し,任意のコマンドを実行する可能性の
ある脆弱性があります。(CVE-2017-10784)

- Ruby の OpenSSL::ASN1 モジュールのデコードメソッドには,巧妙に細工さ
れた文字列によって,攻撃者がサービス拒否 (インタプリタのクラッシュ) を引
き起こす脆弱性があります。(CVE-2017-14033)

- Ruby の ext/json/ext/generator/generator.c は "\0" バイトに遭遇後,
停止し,space_len に保存されている長さではなく,ポインタを長さ 0 の
文字列に返してしまい,JSON.generate 呼び出しの間任意のメモリの内容が
漏洩する脆弱性があります。(CVE-2017-14064)

- Ruby の Net::FTP にはコマンドインジェクションを許す問題があり,
Net::FTP#get, getbinaryfile, gettextfile, put, putbinaryfile,
puttextfile はローカルのファイルを開くために Kernel#open を使用します。
ローカルファイルの引数が "|" パイプ文字で始まる場合,パイプ文字に
続くコマンドが実行されます。ローカルファイルのデフォルト値は
File.basename(remotefile) で,そのため不正な FTP サーバが任意の
コマンドを実行する可能性のある脆弱性があります。(CVE-2017-17405)

- Ruby の lazy_initialize 関数は Kernel#open を使用しており,
"|" パイプ文字で始まる Resolv::Hosts::new 引数でコマンドインジェク
ション攻撃が可能な脆弱性があります。
この脆弱性は CVE-2017-17405 とは異なる脆弱性です。(CVE-2017-17790)

一部CVEの翻訳文はJVNからの引用になります。
http://jvndb.jvn.jp/

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. ruby-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7.src.rpm
    MD5: 2731e45a5e841683b79cafac9ef56442
    SHA-256: b05ca266df7ad3ac58a4a8f4657af807b062b48183d09fb6616abc0ced40834e
    Size: 10.20 MB

Asianux Server 7 for x86_64
  1. ruby-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7.x86_64.rpm
    MD5: 6065d3d3105e8c871e21b256d3e289ea
    SHA-256: 34ead422d06508829b614677122dc1547917b741c1b0e6fe1ad0f82634691e7a
    Size: 70.08 kB
  2. rubygem-bigdecimal-1.2.0-33.0.1.el7.AXS7.x86_64.rpm
    MD5: 3086a86ebc0bd0c2d4e607dd763300f1
    SHA-256: 57a062d634b7b94b9d0da8acf64f0d4993ed564618045ade05f5c44d08bd1c8d
    Size: 81.91 kB
  3. rubygem-io-console-0.4.2-33.0.1.el7.AXS7.x86_64.rpm
    MD5: be8b9d9f6fcef751e2cc2bd7fdb54913
    SHA-256: df5c4017e6be449597b8b9f783af05433f3c5177aa1c08564bf771c28cab0c2c
    Size: 52.97 kB
  4. rubygem-json-1.7.7-33.0.1.el7.AXS7.x86_64.rpm
    MD5: 083cc5b74eb8a2d24ca793d7b40cb111
    SHA-256: 432193f7bdbef3a0e8a67c2230802280e0b4f2f0d26bce10ba9c9278278343cf
    Size: 78.49 kB
  5. rubygem-psych-2.0.0-33.0.1.el7.AXS7.x86_64.rpm
    MD5: e80dc2ac22a319eedb43a990ab321085
    SHA-256: 6051819ef2c645b4f6d1197ae0c6a035df53173c73ee77f0c0e5e6f7a483031b
    Size: 81.45 kB
  6. rubygem-rdoc-4.0.0-33.0.1.el7.AXS7.noarch.rpm
    MD5: b2ec45692e2830b9053aeceac60bb938
    SHA-256: df39bffb293a07db3a3f5d06730966d25d9c0f5bf1df68e5eb909f59181a887a
    Size: 320.80 kB
  7. rubygems-2.0.14.1-33.0.1.el7.AXS7.noarch.rpm
    MD5: 037239069a6da7f1dd99d31fcec58189
    SHA-256: c3e8b66f07b302e302072d7ac65c91e75df6103b596db00e69e94f09289e9fc3
    Size: 218.38 kB
  8. ruby-irb-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7.noarch.rpm
    MD5: 0933aa1b8f16701f34c51254d14022ad
    SHA-256: e399925b66a4ab19715adef1fba827f02e803f5d444a8ea3a743bc2d2acce0bf
    Size: 91.08 kB
  9. ruby-libs-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7.x86_64.rpm
    MD5: 794cf265523c4959d97ec6432a287f9c
    SHA-256: c66cceb1a416532b5052b5b6923d7dc9b4eefeaf3d42ec94c2371a7da856b4f2
    Size: 2.79 MB
  10. ruby-libs-2.0.0.648-33.0.1.el7.AXS7.i686.rpm
    MD5: a6a5a48532721623cf914b2305892f88
    SHA-256: d8a14c3047fec8343f3ab60d890e7a68e9f10d2c57e010539133dbd0465dd560
    Size: 2.83 MB