file-5.11-31.el7

エラータID: AXSA:2015-693:01

リリース日: 
2015/11/23 Monday - 19:23
題名: 
file-5.11-31.el7
影響のあるチャネル: 
Asianux Server 7 for x86_64
Severity: 
Moderate
Description: 

以下項目について対処しました。
[Security Fix]
- file の cdf.c の cdf_read_short_sector 関数には,巧妙に細工された
CDF ファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (アサーションの
失敗とアプリケーションの終了) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2014-0207)

- PHP の Fileinfo コンポーネントの cdf.c の cdf_unpack_summary_info
関数には,多くの file_printf コールをきっかけにして,リモートの攻撃者が
サービス拒否 (パフォーマンスの低下) を引き起こす脆弱性があります。
(CVE-2014-0237)

- PHP の Fileinfo コンポーネントの cdf.c の cdf_read_property_info 関数
には,(1) 長さが 0 あるいは (2) 長すぎるプロパティのエントリによって,
リモートの攻撃者がサービス拒否 (無限ループあるいは境界外へのメモリアクセス)
を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2014-0238)

- PHP の Fileinfo コンポーネントで使用されている softmagic.c の
mconvert 関数にはバッファーオーバーフローが存在し,FILE_PSTRING 変換に
おける,巧妙に細工されたPascal 文字列によって,リモートの攻撃者が
サービス拒否 (アプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱性がありま
す。(CVE-2014-3478)

- PHP の Fileinfo コンポーネントで使用される file の cdf.c の
cdf_check_stream_offset 関数は,誤ったセクタサイズデータを信頼してお
り,CDF ファイルの巧妙に細工されたストリームオフセットによって,リ
モートの攻撃者がサービス拒否 (アプリケーションのクラッシュ ) を引き
起こす脆弱性があります。(CVE-2014-3479)

- PHP の Fileinfo コンポーネントの file の cdf.c の cdf_count_chain
は,適切にセクタカウントデータを検証しておらず,巧妙に細工された CDF
ファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (アプリケーションの
クラッシュ) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2014-3480)

- PHP の Fileinfo コンポーネントで使用される file の
cdf_read_property_info 関数には,ストリームオフセットを適切に検証して
おらず,巧妙に細工された CDF ファイルによって,リモートの攻撃者がサー
ビス拒否 (アプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱性があります。
(CVE-2014-3487)

- regex 検索の間,file がデータの読み込み量を適切に制限しておらず,
awk ルールの処理中にバックトレースのきっかけとなる巧妙に細工された
ファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (CPU の消費) を引き
起こす脆弱性があります。
注: この脆弱性は CVE-2013-7345 の不完全な修正によるものです。
(CVE-2014-3538)

- PHP の Fileinfo コンポーネントで使用される cdf.c の
cdf_read_property_info 関数には整数オーバーフローが存在し,巧妙に
細工された CDF ファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (ア
プリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱性があります。
注:この脆弱性は CVE-2012-1571 の不完全な修正によるものです。
(CVE-2014-3587)

- PHP の Fileinfo コンポーネントで使用される file の readelf.c の
donote 関数は,十分なノートヘッダが存在するかを確実にしておらず,巧妙
に細工された ELF ファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否
(境界外からの読み込みとアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱
性があります。(CVE-2014-3710)

- file の ELF パーサ (readelf.c) には,大量の (1) プログラムあるいは
(2) セクションヘッダ,あるいは (3) 不正なケーパビリティによって,
リモートの攻撃者がサービス拒否 (CPU 消費あるいはクラッシュ) を引き起
こす脆弱性があります。(CVE-2014-8116)

- file の softmagic.c は適切に再帰を制限しておらず,リモートの攻撃者が
サービス拒否 (CPU の消費あるいはクラッシュ) を引き起こす脆弱性があり
ます。(CVE-2014-8117)

- file の softmagic.c の mconvert 関数は,Pascal 文字列の不完全なバー
ジョンのコピーの間,特定の string-length フィールドを適切に処理できず,
巧妙に細工されたファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (境界
外からのメモリアクセスとアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱
性があります。(CVE-2014-9652)

- PHP の Fileinfo で使用されている file の readelf.c は,pread コール
がときどき可能なデータのサブセットのみを読み込むことを考慮しておらず,
巧妙に細工された ELF ファイルによって,リモートの攻撃者がサービス拒否
(初期化されていないメモリからの読み込み) あるいは詳細不明な影響を与
える脆弱性があります。(CVE-2014-9653)

一部CVEの翻訳文はJVNからの引用になります。
http://jvndb.jvn.jp/

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. file-5.11-31.el7.src.rpm
    MD5: 0d084f8ae0d846e5340696e6ab3dd955
    SHA-256: f5938e8fd6d7b67f21a6c69af2223382f20bf0cfdae7a3090957851cda6e6203
    Size: 661.18 kB

Asianux Server 7 for x86_64
  1. file-5.11-31.el7.x86_64.rpm
    MD5: f76712f1c205c6810d49b034c6a7b1bb
    SHA-256: 2f92cb4aa6a25e9ce48486f4953b3dd23c183f9a70e26433a85f2fb7fa97c2df
    Size: 55.25 kB
  2. file-libs-5.11-31.el7.x86_64.rpm
    MD5: 810bc0d0453891c6996409ac198feede
    SHA-256: 6c52fc2956d91d4b28e2713a95b2a45dea99af6ec7c7395f521eafc642c0df88
    Size: 337.93 kB
  3. python-magic-5.11-31.el7.noarch.rpm
    MD5: 2952beb618ab3923badcc64367d600d5
    SHA-256: 25ecc5947f6660a329cc407242f790c53180524e56497e139abdd4161e387973
    Size: 31.84 kB
  4. file-libs-5.11-31.el7.i686.rpm
    MD5: 9d11e79fe50990ce6671b6dbbf637f73
    SHA-256: ef6a89370e4f0574dc289dfd50ab4db267802f6befcf2a7fc39e97f84626c1cd
    Size: 339.09 kB