firefox-38.2.0-4.0.1.AXS4

エラータID: AXSA:2015-442:07

リリース日: 
2015/08/20 Thursday - 16:54
題名: 
firefox-38.2.0-4.0.1.AXS4
影響のあるチャネル: 
Asianux Server 4 for x86_64
Asianux Server 4 for x86
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- Mozilla Firefox のブラウザエンジンには,任意のコードを実行する, あるいはサービス拒否 (メモリ破壊とアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす,可能性のある複数の詳細不明な脆弱性があります。(CVE-2015-4473)

- Mozilla Firefox の mozilla::AudioSink 関数には,MP3 オーディオデータ内部の不整合なサンプルフォーマットを誤って処理し,不正なファイルによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (境界外からの読み込み) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2015-4475)

- Mozilla Firefox には,JavaScript オブジェクトプロパティ上の ECMAScript 6 requirements を強いておらず,JSON parse メソッドへの reviver パラメータによって,リモートの攻撃者が同一配信元ポリシーを回避する脆弱性があります。(CVE-2015-4478)

- Mozilla Firefox の libstagefright には複数の整数オーバーフローが存在
し,巧妙に細工された MPEG-4 ビデオデータの saio チャンクによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2015-4479)

- Mozilla Firefox には libstagefright の stagefright::SampleTable::isValid 関数には整数オーバーフローが存在し,
巧妙に細工された H.264 エンコーディングの MPEG-4 video データによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2015-4480)

- Mozilla Firefox の JavaScript の js::jit::AssemblerX86Shared::lock_addl 関数には,共有メモリの使用と (1) Atomics オブジェクトあるいは (2) SharedArrayBuffer オブジェクトをきっかけに,リモートの攻撃者がサービス拒否 (アプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2015-4484)

- Mozilla Firefox の libvpx の resize_context_buffers 関数には,ヒープ
ベースのバッファオーバーフローが存在し,不正な WebM ビデオデータによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。 (CVE-2015-4485)

- Mozilla Firefox の libvpx の decrease_ref_count 関数には,不正な
WebM ビデオデータによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (境界外からの読み込み) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2015-4486)

- Mozilla Firefox の nsTSubstring::ReplacePrep 関数には,オーバーフロー
に関連する要因によって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (メモリ破壊),あるいは詳細不明の他の影響を与える可能性のある脆弱性があります。(CVE-2015-4487)

- Mozilla Firefox の StyleAnimationValue クラスには,開放後使用脆弱性
が存在し,StyleAnimationValue::operator のセルフアサインメントをきっ
かけとしてリモートの攻撃者が詳細不明な影響を与える脆弱性があります。 (CVE-2015-4488)

- Mozill Firefox の nsTArray_Impl クラスには,セルフアサインメントをきっ
かけとして,リモートの攻撃者がサービス拒否 (メモリ破壊) を引き起こす,
あるいは他の影響を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2015-4489)

- Mozilla Firefox で使用されている,gdk-pixbuf の pixops/pixops.c の make_filter_table 関数には,整数オーバーフローが存在し,スケーリングの間に,誤って処理された巧妙に細工されたビットマップディメンションによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (ヒープベースのバッファーオーバーフローとアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2015-4491)

- Mozilla Firefox の XMLHttpRequest::Open 実装には開放後使用脆弱性が存在し,XMLHttpRequest オブジェクトのオープンメソッドを再帰的に呼び出す SharedWorker オブジェクトによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。 (CVE-2015-4492)

- Mozilla Firefox の libstagefright の stagefright::ESDS::parseESDescriptor 関数には,ヒープベースのバッファ
オーバーフローが存在し,MPEG-4 ビデオデータの esds チャンクの不正なサイズフィールドによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2015-4493)

一部CVEの翻訳文はJVNからの引用になります。
http://jvndb.jvn.jp/

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. firefox-38.2.0-4.0.1.AXS4.src.rpm
    MD5: 6b0255a1cfa557e294872560ceab7ed0
    SHA-256: 6380275e7b3614ec40ce113b39a3f2c2d3b5155b1c4284964e0040e157d64cf3
    Size: 319.07 MB

Asianux Server 4 for x86
  1. firefox-38.2.0-4.0.1.AXS4.i686.rpm
    MD5: 072c26e5f1ee54cf0ea27636b1042471
    SHA-256: ff766b7b65ca522b814b168f8a1b249bb11492d182afaa720f13d844f071b076
    Size: 70.33 MB

Asianux Server 4 for x86_64
  1. firefox-38.2.0-4.0.1.AXS4.x86_64.rpm
    MD5: 0892da8a25b3df8e3ceeff686c222797
    SHA-256: 18b10fdca75cbdfdce1deee0f81a510dabb810d40fd9f0b2bbec1d7591bb4582
    Size: 69.62 MB
  2. firefox-38.2.0-4.0.1.AXS4.i686.rpm
    MD5: 072c26e5f1ee54cf0ea27636b1042471
    SHA-256: ff766b7b65ca522b814b168f8a1b249bb11492d182afaa720f13d844f071b076
    Size: 70.33 MB