libvirt-0.10.2-29.9.0.1.AXS4

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- 現時点では CVE-2014-0179 の情報が公開されておりません。
CVE の情報が公開され次第情報をアップデートいたします。

[Bug Fix]
- 仮想 CPU をホットアンプラグする際に，vCPUが ホスト CPU にピンニングされていると，libvirt が既に解放したメモリのポインタを保持したままになります。これにより，CPU の固定情報を読み込む際に libvirt が予期せず終了してしまう問題を修正しました。

- ネットワークコントローラに QoS を設定する際に， QoS が IP トラフィックのみに適用されてしまう問題を修正しました。

- 共有ストレージへのアクセス管理に sanlock デーモンを使用し，sanlock が有効になる前に QEMU ドメインが開始されている場合，QEMU ドメインが sanlock に登録されていないため，仮想マシンのQEMU ドメインからのマイグレーションが libvirt のエラーで失敗してしまう問題を修正しました。

- libvirt API がエラーを検知した際に，QEMU ドメインのマイグレーションを適切にキャンセルしておらず，QEMU が ゲストの CPU を停止させてしまう問題を修正しました。

- QEMU の反応が遅い時に，libvirt がマイグレーションをキャンセルしてしまう問題がありました。
これを回避する仕組みを別途実装し誤ったキャンセルが発生しないようにしました。

- "0" 以外のドメインを持つ PCI バスの上にあるホストデバイスを，PCI パススルーを用いて仮想ゲストに割り当てることができない問題を修正しました。