firefox-24.4.0-1.0.1.AXS3

エラータID: AXSA:2014-233:01

リリース日: 
2014/04/10 Thursday - 18:57
題名: 
firefox-24.4.0-1.0.1.AXS3
影響のあるチャネル: 
Asianux Server 3 for x86
Asianux Server 3 for x86_64
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- Mozilla Firefox のブラウザエンジンには,リモートの攻撃者がサービス拒否 (メモリ破壊とアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす,あるいは任意のコードを実行する可能性のある複数の詳細不明な脆弱性が存在します。(CVE-2014-1493)

- Mozilla Firefox の mozilla::WaveReader::DecodeAudioData 関数には,巧妙に細工された WAV ファイルによって,リモートの攻撃者がプロセスヒープメモリから機密情報を取得する,サービス拒否 (境界外からの読み込みとアプリケーションのクラッシュ),あるいは他の詳細不明な影響を与える可能性のある脆弱性があります。(CVE-2014-1497)

- Mozilla Firefox の SVG フィルタ実装には,feDisplacementMap 要素を含むタイミング攻撃によって,リモートの攻撃者が機密的な置換相関の情報を取得し,同一生成元ポリシーを回避する可能性があり,異なったドメインからテキストを読み込む脆弱性があります。
なおこの脆弱性は CVE-2013-1693 と関連する脆弱性です。(CVE-2014-1505)

- Mozilla Firefox の libxul.so!gfxContext::Polygon 関数には,MathML ポリゴンのレンダリングを含む要因によって,リモートの攻撃者がプロセスメモリから機密情報を取得することができ,サービス拒否 (境界外読み込みとアプリケーション) を引き起こし,あるいは同一生成元ポリシーを回避する可能性のある脆弱性があります。(CVE-2014-1508)

- cairo の the _cairo_truetype_index_to_ucs4 関数にはバッファーオーバーフローが存在し,PDF ドキュメントのフォントをレンダリングする巧妙に細工されたエクステンションによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2014-1509)

- Mozilla Firefox の Web IDL 実装には,window.open コールのきっかけとなる IDL フラグメントを使用することによって,リモートの攻撃者が chrome 権限で任意の JavaScript コードを実行する脆弱性があります。(CVE-2014-1510)

- Mozilla Firefox には詳細不明の要因によって,リモートの攻撃者がポップアップブロッカーを回避する脆弱性があります。(CVE-2014-1511)

- Mozilla Firefox の JavaScript エンジンの TypeObject クラスには解放後使用脆弱性が存在し,ガベージコレクションが生じる際に過剰なメモリ消費を引き起こすことによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2014-1512)

- Mozilla Firefox の TypedArrayObject.cpp は ArrayBuffer オブジェクトの使用中に長さ 0 の移行を妨げておらず,巧妙に細工された Web サイトによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (ヒープベースの境界外書き込みあるいは読み込み) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2014-1513)

- Mozilla Firefox の vmtypedarrayobject.cpp はコピー操作の前に,コピー先の配列の長さを検証しておらず,TypedArrayObject クラスの誤った使用をきっかけとして,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (境界外書き込みとアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2014-1514)

- Mozilla Firefox のブラウザエンジンには,未知の要因によって,リモートの攻撃者がサービス拒否 (メモリ破壊とアプリケーションのクラッシュ) を引き起こす,あるいは任意のコードを実行する可能性のある複数の詳細不明な脆弱性があります。(CVE-2013-5609)

- Mozilla Firefox にはクロスサイトスクリプティング (XSS) 脆弱性が存在し,同一生成元ポリシー違反によって,リモートの攻撃者が任意のWeb スクリプトあるいは HTML を注入しやすくする脆弱性があります。(CVE-2013-5612)

- Firefox の PresShell::DispatchSynthMouseMove 関数には,解放後使用の脆弱性が存在し,synthetic mouse の動きによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (ヒープメモリ破壊) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2013-5613)

- Mozilla Firefox は含まれている OBJECT 要素を処理中に IFRAME 要素の sandbox 属性を適切に考慮しておらず,巧妙に細工された Web サイトによって,リモートの攻撃者が sandbox の制限を迂回する脆弱性があります。(CVE-2013-5614)

- Mozilla Firefox の nsEventListenerManager::HandleEventSubType 関数には解放後使用脆弱性が存在し,mListeners イベントリスナーに関連する要因によって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する,あるいはサービス拒否 (ヒープメモリの破壊) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2013-5616)

- Mozilla Firefox のエディタコンポーネントのテーブル編集ユーザインターフェースの nsNodeUtils::LastRelease 関数には解放後使用脆弱性が存在し,不適切なガベージコレクションをきっかけにすることによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2013-5618)

- Mozilla Firefox の nsGfxScrollFrameInner::IsLTR 関数には,巧妙に細工された整列済みのリスト要素のための JavaScript コードの使用によって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2013-6671)

- Mozilla Firefox のブラウザエンジンには,リモートの攻撃者がサービス拒否 (メモリ破壊とアプリケーションのクラッシュ) を引き起こしたり,任意のコードを実行する複数の詳細不明な脆弱性があります。(CVE-2014-1477)

- Mozilla Firefox の System Only Wrapper (SOW) 実装には,特定のクローン操作を妨げ,XBLコンテンツスコープを含むリモートの攻撃者が XUL コンテンツ上の意図した制限を回避する脆弱性を修正しました。(CVE-2014-1479)

- Mozilla Firefox には,異なった JavaScript エンジンの間のネイティブ getter メソッドの不整合を利用することによって,リモートの攻撃者がウィンドウオブジェクト上の意図した制限を回避する脆弱性があります。(CVE-2014-1481)

- Mozilla Firefox の RasterImage.cpp には破棄されたデータへのアクセスを妨げず,巧妙に細工されたデータによって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行したり,サービス拒否 (誤った書き込み処理) を引き起こす脆弱性があります。(CVE-2014-1482)

- Mozilla Firefox の imgRequestProxy 関数には解放後使用脆弱性が存在し,イメージデータの詳細不明の Content-Type 値を含む要因によって,リモートの攻撃者が任意のコードを実行する脆弱性があります。(CVE-2014-1486)

- Mozilla Firefox の Web workers 実装には,エラーメッセージを含む要因によって,リモートの攻撃者が同一生成元ポリシーを回避し,認証機密情報を取得する脆弱性があります。(CVE-2014-1487)

一部CVEの翻訳文はJVNからの引用になります。
http://jvndb.jvn.jp/

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

<A HREF=http://cve.mitre.org/cgi−bin/cvename.cgi?name=CVE-2014-1482>CVE-2014-1482</A>
<A HREF=http://cve.mitre.org/cgi−bin/cvename.cgi?name=CVE-2014-1486>CVE-2014-1486</A>
<A HREF=http://cve.mitre.org/cgi−bin/cvename.cgi?name=CVE-2014-1487>CVE-2014-1487</A>

ダウンロード: 

SRPMS
  1. firefox-24.4.0-1.0.1.AXS3.src.rpm
    MD5: 4cd74cb4f75601d280b394a6b3daac31
    SHA-256: 058617b70e010c0d826899c5c05c52e1e01be42d2c64b69cc78cf8a009f60577
    Size: 138.46 MB

Asianux Server 3 for x86
  1. firefox-24.4.0-1.0.1.AXS3.i386.rpm
    MD5: c7498d525cf783794c2fae7cc26c6453
    SHA-256: 4e1e270525dc1e362ee17a36e4fec9ffdc3cd92c48574fff02f3c48dd91570aa
    Size: 49.67 MB

Asianux Server 3 for x86_64
  1. firefox-24.4.0-1.0.1.AXS3.x86_64.rpm
    MD5: 5860e614cfd71a2694de9824bbb31d47
    SHA-256: 7281fa57536c1e0f46a4b3ad8f64e7db246353c6b53d55fb6e4b22d5d4b7c058
    Size: 50.78 MB