bind-9.8.2-0.10.rc1.AXS4

エラータID: AXSA:2012-801:02

リリース日: 
2012/08/21 Tuesday - 12:53
題名: 
bind-9.8.2-0.10.rc1.AXS4
影響のあるチャネル: 
Asianux Server 4 for x86_64
Asianux Server 4 for x86
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]

- ISC BIND 9 の リゾルバは A レコードのクエリへの応答の処理中に,NS レコードのサーバ名と TTL の値を上書きしてしまい, "ghost domain names" (幽霊ドメイン名) 攻撃によって,リモートの攻撃者が削除されたドメイン名を継続して解決可能にする脆弱性があります。(CVE-2012-1033)

- ISC BIND は RDATA セクションの長さが 0 の値を持ったリソースレコードを適切に処理しておらず,巧妙に細工されたレコードによって,リモートの DNS サーバがサービス拒否 (デーモンのクラッシュあるいはデータ破壊) を引き起こしたり,あるいはプロセスメモリから機密情報を取得する脆弱性があります。(CVE-2012-1667)

[Bug Fix]

- アップストリームの 9.8.2 にアップグレードしました。

- /etc/resolv.conf に再帰禁止のネームサーバが含まれている場合,nslookup が特定のホスト名を解決できない問題を修正しました。

- DNSSEC トラストアンカーの自動アップデートの際に生じるエラーを正確に処理できず,named が終了の際に無反応になってしまう問題を修正しました。

- DNSSEC で署名された NXDOMAIN のレスポンスの検証の際に競合状態が生じ,named が突然終了してしまう問題を修正しました。

- named がマスターサーバとして設定されている場合,incompressible zone への転送に失敗し,次のようなログを出力する問題を修正しました。
transfer of './IN': sending zone data: ran out of space

- DNS ゾーン転送の際に,named が突然アサーションの失敗で終了してしまう問題を修正しました。

- rndc.key ファイルが "rndc-confgen -a" コマンドでインストールの際に生成されなくなったせいで,bind のインストールの際にハングしてしまう問題を修正しました。

- "rndc reload" コマンドが実行された後で,次のログを出力して DNSSEC トラストアンカーのアップデートに失敗する問題を修正しました。
managed-keys-zone ./IN: Failed to create fetch for DNSKEY update

- bind-chroot パッケージが /dev/null デバイスを作成せず,bind パッケージをアンインストールしたのちに空のディレクトリが残ってしまう問題を修正しました。

- dynamic-db プラグインのロードが早すぎるせいで,named.conf ファイルの設定がプラグインで提供される設定を上書きしてしまい,named の起動に失敗してしまう問題を修正しました。

- /var/named ディレクトリがマウントされている場合,/etc/init.d/named initscript が chroot 設定が有効か,chroot が有効でないかを区別しておらず,named デーモンを停止すると,/var/named ディレクトリがいつもマウントされていない問題を修正しました。

- nslookup が答えを返さない場合でも返り値に 0 を返し,エラーコードから成功したか失敗したか決定できない問題を修正しました。

[Enhancement]

- rrset-oder オプションを追加し,リソースレコードをゾーンファイルからロードした順番で返すことができるようになりました。

- エラーメッセージの重大度を減らし,システムログが不必要なメッセージであふれないようにしました。

- 他のサービスと衝突を避けるため,Remote Name Daemon Control (RNDC) ポートを予約するために named が portreserve を使用するようになりました。

一部CVEの翻訳文はJVNからの引用になります。
http://jvndb.jvn.jp

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. bind-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.src.rpm
    MD5: 4c5d9440ea63908939c204fe4ddaac79
    SHA-256: 4eaada3cd76d699bb2e88ae332bebf0d8b04f4fd1d5c490032e14943451f7d58
    Size: 8.33 MB

Asianux Server 4 for x86
  1. bind-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.i686.rpm
    MD5: 70edbea79d2dcc6a8964fa211cf543c2
    SHA-256: 0a1cbd2683f03fe0b336429f1e44a1d9c34940435059fc2dbf81a06e18dfdd75
    Size: 3.97 MB
  2. bind-chroot-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.i686.rpm
    MD5: f5afbac7e4e1f982f3e4e56c6c0ad2cc
    SHA-256: 81a7e06a563b127e270cc4e02428ee28f9e96cd74a8a95117daedd33fc102ac6
    Size: 69.18 kB
  3. bind-libs-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.i686.rpm
    MD5: 5f84cf6278d23ee4f14ffcc315e105b8
    SHA-256: f053bed37e6184e2d72414e7981e82247f073c0e693e5335ccfc5705b6cc7c2a
    Size: 881.02 kB
  4. bind-utils-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.i686.rpm
    MD5: 8e3c830c6ffb7c3d65c124dbcc39444a
    SHA-256: a6261e01790fc6c232b8bf043c750c4e9ae333e21ed194d683f58b82f075ab4c
    Size: 179.11 kB

Asianux Server 4 for x86_64
  1. bind-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.x86_64.rpm
    MD5: 53178076cc727aa7a84f56eb5d55d26a
    SHA-256: 2320b676035a9700409627efd6e88bfbfe32b7751899c673814df6183c560556
    Size: 3.96 MB
  2. bind-chroot-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.x86_64.rpm
    MD5: 9476fc7dc127c0715b88f6ea25eddbb2
    SHA-256: 8e283fbbce2aeb130f81c70814c00d5bf7381b33f62f7f1dd231ae02477e6b87
    Size: 68.74 kB
  3. bind-libs-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.x86_64.rpm
    MD5: 4a4f2bf41a0b355df523c567f59e72e9
    SHA-256: 3875cb568c31898d9c169b690f951684a8e51012cb69bf222e35da21ed38d190
    Size: 869.76 kB
  4. bind-utils-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.x86_64.rpm
    MD5: d9dc254eecbc91cd31b9f250c5bf43b4
    SHA-256: 049f3be3fcc97cebf578e65f30d77acb90eb2abaf8bfa6b057113e4875d7d8ad
    Size: 180.14 kB
  5. bind-libs-9.8.2-0.10.rc1.AXS4.i686.rpm
    MD5: 5f84cf6278d23ee4f14ffcc315e105b8
    SHA-256: f053bed37e6184e2d72414e7981e82247f073c0e693e5335ccfc5705b6cc7c2a
    Size: 881.02 kB