thunderbird-102.5.0-2.el9.ML.1

エラータID: AXSA:2023-5045:06

リリース日: 
2023/02/09 Thursday - 09:40
題名: 
thunderbird-102.5.0-2.el9.ML.1
影響のあるチャネル: 
MIRACLE LINUX 9 for x86_64
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- Firefox および Thunderbird には、サービスワーカーが範囲要求と
組み合わせたクロスオリジンメディアのタイミング情報から、
メディアファイルの存在や長さを特定可能な脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45403)

- Firefox および Thunderbird には、一連のポップアップと window.print()
の呼び出しにより、ユーザーに通知プロンプトを表示せずにウィンドウを
フルスクリーンにできる問題があるため、ユーザーの混乱やなりすまし
攻撃を可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45404)

- Firefox および Thunderbird には、任意の nsIInputStream を生成
したスレッドとは別のスレッドで解放した際に、解放後利用が発生
する問題があるため、クラッシュを可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45405)

- Firefox および Thunderbird には、JavaScript レルムへの参照が
BaseShape に存在している間に JavaScript レルムが削除されて
しまう問題があるため、リモートの攻撃者により、メモリが不足
している状況下での JavaScript グローバルオブジェクトの作成を
介して、クラッシュの発生とこれに起因するサービス拒否攻撃を
可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45406)

- Firefox および Thunderbird には、利用者への通知をせずに
ウィンドウを全画面表示にしてしまう問題があるため、リモート
の攻撃者により、windowName を再利用する一連のポップアップ
を介して、利用者の混乱やこれに起因するスプーフィング攻撃を
可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45408)

- Firefox および Thunderbird には、特定の状態下においてガベージ
コレクターが中断し GCRuntime::finishCollection が呼び出されない
ことに起因するメモリ領域の解放後利用の問題があるため、リモート
の攻撃者により、クラッシュの発生とこれに起因するサービス拒否
攻撃を可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45409)

- Firefox および Thunderbird の ServiceWorker には、FetchEvent
でリクエストを受信した際にリクエスト元を見失う問題があるため、
リモートの攻撃者により、SameSite クッキー保護の無効化を可能
とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45410)

- Firefox および Thunderbird には、X-Http-Method-Override のよう
な標準に準拠していない HTTP ヘッダーを解釈してしまう問題が
あるため、リモートの攻撃者により、クロスサイトスクリプティング
攻撃を可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45411)

- Firefox および Thunderbird には、file:///proc/self/fd/1 のような
シンボリックリンクの解決時に初期化されていないメモリの内容を
含むエラーメッセージを生成してしまう問題があるため、リモート
の攻撃者により、情報漏洩を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45412)

- Firefox および Thunderbird には、キーボードイベント処理時に
固定的で広く知れ渡ったアドレス内の "KeyA" のような文字列を
参照する仕様があるため、リモートの攻撃者により、Prime+Probe
攻撃のようなキャッシュベースのタイミング攻撃を介して、押下
したキーの特定を可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45416)

- Firefox および Thunderbird には、特定の状況下においてマウス
カーソルがブラウザの UI 上に表示される問題があるため、リモート
の攻撃者により、カスタムマウスカーソルを指定するように細工した
CSS を介して、利用者の混乱やこれに起因するスプーフィング攻撃
を可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45418)

- Firefox および Thunderbird には、iframe 内のコンテンツを iframe
の欄外に表示してしまう問題があるため、リモートの攻撃者により、
細工した iframe のコンテンツを介して、利用者の混乱やこれに起因
するスプーフィング攻撃を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45420)

- Firefox および Thunderbird には、メモリ破壊の問題があるため、
リモートの攻撃者により、任意のコード実行を可能とする脆弱性が
存在します。(CVE-2022-45421)

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. thunderbird-102.5.0-2.el9.ML.1.src.rpm
    MD5: 45903eb0b9f7409f2ee5e61dfefd7837
    SHA-256: acead693144693b7804df8e3b875b6ceed50326f3ac9f83be456fc4741c287e3
    Size: 613.55 MB

Asianux Server 9 for x86_64
  1. thunderbird-102.5.0-2.el9.ML.1.x86_64.rpm
    MD5: 8db21269f8408f9246f8c934a178633b
    SHA-256: 38a880f7892b2648d36d5569c7149bc565d8014caee91367ac294c70c47697b1
    Size: 100.78 MB