firefox-102.5.0-1.el9.ML.1

エラータID: AXSA:2023-5007:06

リリース日: 
2023/02/08 Wednesday - 05:10
題名: 
firefox-102.5.0-1.el9.ML.1
影響のあるチャネル: 
MIRACLE LINUX 9 for x86_64
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- Firefox および Thunderbird には、サービスワーカーが範囲要求と
組み合わせたクロスオリジンメディアのタイミング情報から、
メディアファイルの存在や長さを特定可能な脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45403)

- Firefox および Thunderbird には、一連のポップアップと
window.print() の呼び出しにより、ユーザーに通知プロンプトを
表示せずにウィンドウをフルスクリーンにできる問題があるため、
ユーザーの混乱やなりすまし攻撃を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45404)

- Firefox および Thunderbird には、任意の nsIInputStream を生成
したスレッドとは別のスレッドで解放した際に、解放後利用が発生
する問題があるため、クラッシュを可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45405)

- Firefox および Thunderbird には、JavaScript レルムへの参照が
BaseShape に存在している間に JavaScript レルムが削除されてしまう
問題があるため、リモートの攻撃者により、メモリが不足している状況
下での JavaScript グローバルオブジェクトの作成を介して、クラッシュ
の発生とこれに起因するサービス拒否攻撃を可能とする脆弱性が存在
します。(CVE-2022-45406)

- Firefox および Thunderbird には、利用者への通知をせずにウィンドウ
を全画面表示にしてしまう問題があるため、リモートの攻撃者により、
windowName を再利用する一連のポップアップを介して、利用者の
混乱やこれに起因するスプーフィング攻撃を可能とする脆弱性が存在
します。(CVE-2022-45408)

- Firefox および Thunderbird には、特定の状態下においてガベージ
コレクターが中断し GCRuntime::finishCollection が呼び出されない
ことに起因するメモリ領域の解放後利用の問題があるため、リモートの
攻撃者により、クラッシュの発生とこれに起因するサービス拒否攻撃を
可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45409)

- Firefox および Thunderbird の ServiceWorker には、FetchEvent で
リクエストを受信した際にリクエスト元を見失う問題があるため、
リモートの攻撃者により、SameSite クッキー保護の無効化を可能と
する脆弱性が存在します。(CVE-2022-45410)

- Firefox および Thunderbird には、X-Http-Method-Override のような
標準に準拠していない HTTP ヘッダーを解釈してしまう問題があるため、
リモートの攻撃者により、クロスサイトスクリプティング攻撃を可能と
する脆弱性が存在します。(CVE-2022-45411)

- Firefox および Thunderbird には、file:///proc/self/fd/1 のような
シンボリックリンクの解決時に初期化されていないメモリの内容を
含むエラーメッセージを生成してしまう問題があるため、リモートの
攻撃者により、情報漏洩を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45412)

- Firefox および Thunderbird には、キーボードイベント処理時に
固定的で広く知れ渡ったアドレス内の "KeyA" のような文字列を参照
する仕様があるため、リモートの攻撃者により、Prime+Probe 攻撃の
ようなキャッシュベースのタイミング攻撃を介して、押下したキーの
特定を可能とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45416)

- Firefox および Thunderbird には、特定の状況下においてマウス
カーソルがブラウザの UI 上に表示される問題があるため、リモートの
攻撃者により、カスタムマウスカーソルを指定するように細工した CSS
を介して、利用者の混乱やこれに起因するスプーフィング攻撃を可能と
する脆弱性が存在します。(CVE-2022-45418)

- Firefox および Thunderbird には、iframe 内のコンテンツを iframe の
欄外に表示してしまう問題があるため、リモートの攻撃者により、細工
した iframe のコンテンツを介して、利用者の混乱やこれに起因する
スプーフィング攻撃を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45420)

- Firefox および Thunderbird には、メモリ破壊の問題があるため、
リモートの攻撃者により、任意のコード実行を可能とする脆弱性が
存在します。(CVE-2022-45421)

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. firefox-102.5.0-1.el9.ML.1.src.rpm
    MD5: 60fc18a4c797775fe57f193634035226
    SHA-256: f24bb6e5bba5910fe229ca1a2c02ab9e941dbb315a7e87908734fb44256f8b5b
    Size: 592.80 MB

Asianux Server 9 for x86_64
  1. firefox-102.5.0-1.el9.ML.1.x86_64.rpm
    MD5: f213ed447467ddd35f6a6a39bcf03daf
    SHA-256: 5c888336e432d56e993df65401acbbb01c9eb9660d36f9acdf528c56c5e3e9da
    Size: 105.75 MB