firefox-102.5.0-1.el8.ML.1

エラータID: AXSA:2023-4657:01

リリース日: 
2023/01/11 Wednesday - 02:10
題名: 
firefox-102.5.0-1.el8.ML.1
影響のあるチャネル: 
Asianux Server 8 for x86_64
Severity: 
High
Description: 

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- Firefox および Thunderbird には、サービスワーカーが
範囲要求と組み合わせたクロスオリジンメディアの
タイミング情報から、メディアファイルの存在や長さを特定可能な
脆弱性が存在します。(CVE-2022-45403)

- Firefox および Thunderbird には、一連のポップアップと
window.print() の呼び出しにより、ユーザーに通知プロンプトを
表示せずにウィンドウをフルスクリーンにできる問題があるため、
ユーザーの混乱やなりすまし攻撃を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45404)

- Firefox および Thunderbird には、任意の nsIInputStream
を生成したスレッドとは別のスレッドで解放した際に、
解放後利用が発生する問題があるため、クラッシュを可能とする
脆弱性が存在します。(CVE-2022-45405)

- Firefox および Thunderbird には、JavaScript レルムへの
参照が BaseShape に存在している間に JavaScript レルムが
削除されてしまう問題があるため、リモートの攻撃者により、
メモリが不足している状況下での JavaScript グローバル
オブジェクトの作成を介して、クラッシュの発生とこれに起因する
サービス拒否攻撃を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45406)

- Firefox および Thunderbird には、利用者への通知をせずに
ウィンドウを全画面表示にしてしまう問題があるため、リモートの
攻撃者により、windowName を再利用する一連のポップアップを
介して、利用者の混乱やこれに起因するスプーフィング攻撃を可能
とする脆弱性が存在します。(CVE-2022-45408)

- Firefox および Thunderbird には、特定の状態下において
ガベージコレクターが中断し GCRuntime::finishCollection
が呼び出されないことに起因するメモリ領域の解放後利用の
問題があるため、リモートの攻撃者により、クラッシュの発生と
これに起因するサービス拒否攻撃を可能とする脆弱性が
存在します。(CVE-2022-45409)

- Firefox および Thunderbird の ServiceWorker には、
FetchEvent でリクエストを受信した際にリクエスト元を
見失う問題があるため、リモートの攻撃者により、SameSite
クッキー保護の無効化を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45410)

- Firefox および Thunderbird には、
X - Http - Method - Override のような標準に準拠していない
HTTP ヘッダーを解釈してしまう問題があるため、リモートの
攻撃者により、クロスサイトスクリプティング攻撃を可能とする
脆弱性が存在します。(CVE-2022-45411)

- Firefox および Thunderbird には、file: ///proc/self/fd/1
のようなシンボリックリンクの解決時に初期化されていない
メモリの内容を含むエラーメッセージを生成してしまう問題が
あるため、リモートの攻撃者により、情報漏洩を可能とする
脆弱性が存在します。(CVE-2022-45412)

- Firefox および Thunderbird には、キーボードイベント
処理時に固定的で広く知れ渡ったアドレス内の "KeyA" の
ような文字列を参照する仕様があるため、リモートの
攻撃者により、Prime+Probe 攻撃のようなキャッシュベースの
タイミング攻撃を介して、押下したキーの特定を可能とする
脆弱性が存在します。(CVE-2022-45416)

- Firefox および Thunderbird には、特定の状況下において
マウスカーソルがブラウザの UI 上に表示される問題が
あるため、リモートの攻撃者により、カスタムマウスカーソルを
指定するように細工した CSS を介して、利用者の混乱やこれに
起因するスプーフィング攻撃を可能とする脆弱性が存在します。
(CVE-2022-45418)

- Firefox および Thunderbird には、iframe 内のコンテンツを
iframe の欄外に表示してしまう問題があるため、リモートの
攻撃者により、細工した iframe のコンテンツを介して、
利用者の混乱やこれに起因するスプーフィング攻撃を可能とする
脆弱性が存在します。(CVE-2022-45420)

- Firefox および Thunderbird には、メモリ破壊の問題があるため、
リモートの攻撃者により、任意のコード実行を可能とする脆弱性が
存在します。(CVE-2022-45421)

解決策: 

パッケージをアップデートしてください。

追加情報: 

N/A

ダウンロード: 

SRPMS
  1. firefox-102.5.0-1.el8.ML.1.src.rpm
    MD5: 39b766e79740421139813d0236ec6d90
    SHA-256: 755bfb3abba7246e9a573b3e1746f2412977d4a2d23b8c6f84b9d1cb09bfbf8f
    Size: 592.81 MB

Asianux Server 8 for x86_64
  1. firefox-102.5.0-1.el8.ML.1.x86_64.rpm
    MD5: d72b40fea3fb922cf55c333c026ef306
    SHA-256: cb82d995379457d61433ce35ea4f7848c1614adf7bee78815d11719b425c7239
    Size: 108.22 MB