virt:rhel security and bug fix update

以下項目について対処しました。

[Security Fix]
- QEMU の hw/pci/msix.c には、msi-x 割り込み処理中の mmioを操作中に、巧妙に細
工されたアドレスを介して、ゲスト OS ユーザーに境界外アクセスを引き起こされる脆
弱性があります。(CVE-2020-13754)

- QEMU の net/eth.c の eth_get_gso_type には、ゲスト OS ユーザーによってアサー
ションの失敗が引き起こされる問題があり、ゲストによって有効な Layer 3 プロトコ
ルが欠けるパケットデータを介して QEMU プロセスがクラッシュされる脆弱性がありま
す。(CVE-2020-27617)

- QEMU の ARM Generic Interrupt Controller エミュレーターには、コントローラー
のメモリー領域にインタラプト ID を書き込む際に 4 ビット幅にマスクされていない
ため、ヒープバッファーに対する境界外アクセスが発生する問題があり、コントローラー
の状態フィールドの更新時やその後の処理を行っている際に、特権ゲストユーザーによっ
てQEMU プロセスがクラッシュさせられて、サービス拒否状態に陥る脆弱性があります。
(CVE-2021-20221)

- QEMU の幾つかの NIC エミュレーターには、リエントラントな DMA チェックがバイ
パスされる NIC のループバックモードで無限ループによりスタックオーバーフローが
発生する問題があり、ゲストユーザーやゲストプロセスに CPU サイクルを消費された
り、ホスト上の QEMU プロセスをクラッシュさせられたりすることによって、サービス
拒否状態に陥る脆弱性があります。(CVE-2021-3416)

- hivex には、hivex_open 関数内で境界チェックを実施しないために、攻撃者が巧妙
に細工された Windows レジストリファイルを入力することで、hivexが正常な範囲を超
えてメモリを読み込んだり、プログラムをクラッシュさせる脆弱性があります。
(CVE-2021-3504)

Modularity name: virt
Stream name: rhel